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南極の旅:On the ICE ! [南極]

今日の午後はブラウン・ブラフへの上陸だったのですがどうやらその周辺で事故があったらしくブラウン・ブラフ行きは中止となりました。
そこで急遽海氷の上に乗るというアクティビティーに変更。エクスペディションチームの人たちが適当な海氷を探しています。

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ちなみに海氷は海水が凍って出来たもので雪が原材料のテーブル氷山とは出来方が違います。
南極に来るまで気にしたこと無かったのですがテーブル氷山は雪が固まってできたのものでそれが海面上に張り出し棚氷となりさらにそれが割れて海に流れ出したものがテーブル氷山です。
海氷は気温が極端に低くなると海水の水の部分だけが凍り始め中の塩分が濃縮され吐き出されながら成長して厚い氷の塊になるそうです。
今回はその海氷で厚さは2m程だそうで上陸すると意外としっかりしています。浮いている感じは全くありません。

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そしてなぜかコウテイペンギンの子供が・・・成田から共にしているペンギンです。私たちがペンギンを持って写真を撮っていると撮らせてと多くの人のカメラに収められたペンギンです。ちょっと有名?

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フランスのTV局が取材に来ているのですが私たちが写真を撮っている姿を撮影していました。フランスで有名になるかも。

北海道などで流氷ウォークは沢山ありますが南極でのOn the ICE !はまず出来るものではありません。ラッキーです。

 


タグ:南極 海氷

南極の旅:テーブル氷山 [南極]

ここはウェッデル海の端でアンタークチック海峡です。ポーレット島からすぐちかくです。
ここではテーブル氷山を見る事が出来ます。いかにもという南極の景色でその大きさ圧倒されます。
この写真ではその大きさがわかりにくいですが1万トンの船より遥かに大きい氷山です。船の7Fデッキから見ても上側が見えないので海に出ている高さだけで30m以上はあるかと思われます。

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南極の旅:ポーレット島 [南極]

この島のあるウェッデル海は多くの流氷が浮いている海域です。島に近づくに従い流氷の上にペンギンがいる光景を目撃する機会が増えてきました。

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船が近づくと一斉に飛び込むシーンが見れ感動します。でも1羽は気にせず残ったままに・・・なんかかわいいです。

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そして海を飛び回っているペンギンも多く確認できます。これらすべては待ちに待ったアデリーペンギンです。

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そうしているまに島に近づいてきました。ここは火山による隆起で出来た島で火山の形跡を見る事ができます。また1903年のノルウェーの船が座礁し越冬した島でその形跡を見る事が出来る島です。

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ここはアデリーペンギンの巨大なルッカリーなっており30万羽がいるといわれています。ただこれは成鳥の数で子供の数は含まれておらず正確な数は把握できていないとの事。一面幼鳥だらけなのでこの数を入れるとすごい数に・・・

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上陸するととにかくアデリーペンギンだらけでしかもかなりの数の幼鳥がいます。幼鳥はかなり毛が抜けてきていてそろそろ親離れしそうな感じです。

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あちらこちら子供が親を追っかける親離れの訓練が行われています。これは親が餌をやる素振りを見せてその後走って逃げるのです。そうすると子供はそれを追っかけて走りまくります。「待って待まって~」という感じに子供が親を必死に追っかけその仕草が凄くかわいいのです。
それがあちらこちらで見られます。

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アデリーペンギンはとにかくかわいく大好きなペンギンのひとつです。

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あとこの付近にはナンキョクアザラシがいます。
こちらの流氷の上にはナンキョクアザラシ、カニクイアザラシ、ウェッデルアザラシがいました。

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南極の旅:シャチ ウォッチング [南極]

「さち、さち、ひだり」と誰が教えたかわかりませんが船長の怪しい日本語の船内放送が掛かりました。
その前の英語アナウンスでキラーホエールと聞こえたのでシャチであると判ったのですが「さち」と言われてもわかりません。
写真のシャチはどうやら親子のようです。周りに何頭が泳いでいます。

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そして別の方向に目をやるとアザラシを追うシャチの姿が・・・
私は追っているシーンしか見れなかったのですがどなたか食べられたの見たと言ってました。

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ちなみにシャチの背中の白い部分が茶色っぽく見えるのは珪藻類が付いているからだそうです。
豊かな南極の海は系藻類が多くそれが付着しこのような色になるんだそうです。


タグ:南極 シャチ

南極の旅:ネコハーバー [南極]

ここは隆起した花崗岩を見て触る事が出来るポイントです。さらにその後ろに広がる絶景を眺めるポイントでもあります。

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小高い丘を登りそこから眺める景色が綺麗です。私は後ろに聳え立つ山の景色も最高で青空とのコントラストが感動していました。
ここは少し風が強く、地吹雪のように表層の雪が飛んでいます。山の上の方み見える煙は雪が舞っているわけではなく雪が直接水蒸気となる昇華現象だとの事です。

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ここでも大きなジェンツーペンギンのルッカリーがあり面白いことに殆どのペンギンは同じ方向を向いて休んでいます。

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風が強いせいなのでしょうか?太陽が当たるからなのでしょうか?なんか面白いです。あとここでは巣と海を往復する時に通る獣道(?)を目の前に見る事が出来ます。何度も何度も多くのペンギンが往復するのでかなり深い獣道が出来ています。そこを必死に登るジェンツーのしぐさもかわいいです。

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そしてやはり自然です。ここでも野生の厳しさを目撃します。奪った卵を食べるナンキョクオオトウゾクカモメや奪った卵を咥えるミナミオオセグロカモメなどを見る事が出来ました。

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