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夏休みの工作その3 カメラ作成 [天体]

夏休みになってからスキっと晴れる日がありません。夏休みはペルセウス座流星群狙いで星見三昧しようとと思っていたのですがあいにくの天気。雲の隙間から1つだけ流れるのを見たのですがそれっきりです。鳥見もあるので体力的にも程よかったのかもしれません。 
さてオートガイダーもどきの続きです。先日のスイッチボックスに続き今回はカメラ部分の作成です。
AutoGuide1.png
この部分はカメラとレンズをセットに考えないといけません。初めはレンズはオモチャ望遠鏡や安めのCマウントレンズ辺りを使い、カメラはお手軽にUSBカメラにしようと軽く考えていたのですが調べてみたのですが単純にUSBカメラにした場合、最長に設定できる露光時間が足りず星を写せない可能性があるとのこと。またレンズも暗いレンズを使うと貧弱なUSBカメラではさらに厳しい結果になりそうです。
明るい望遠・・・手持ちのNikkorを使えばいいんじゃないか?USBカメラの明るさについてもレンズでそれなりに稼げれば加算合成でなんとかなりそう。と言う事でレンズは購入せず手持ちのレンズを使いUSBカメラ接続に決定。なんとかFマウントにくっつける方法を模索することにしました。
USBカメラ自体ですが仕事で使っている以下写真のカメラがかなり高画質でお気に入り。ただ1万円とちょっと高めです。もっと安くて良いのが無いかと探していたのですがなかなか良いのが見つかりません。そして何げなく入ったハードオフで同じカメラのジャンク品を発見。オートフォーカスが動かないだけで普通に使えると言う事で早速購入です。その値段1000円也
DSC_2060.jpg
分解して中身だけを使うことに。
DSC_2066.jpg
さてここからが本来ハードルの高い筐体作成なのですが秘密兵器を使ってさくっと作成しちゃいました。
3DCADで図面を作りモデリングマシンでの削り出しです。流行?の3DプリンターではなくCNCフライスです。
素材はケミカルウッドと呼ばれる木材のような性質をもったプラスチックで、いろいろな硬さがあり高硬度のケミカルウッドならばかなりの強度があります。これを使って鏡筒とUSBカメラを収める筐体を作成しました。CNCですのでFマウントのフランジバック46.5mmも正確に作成できます。また、今回は4mmのヘキサボルト×6本で補強しレンズをぶら下げても十分な強度を確保しました。 
作成途中は記録していないのでいきなり黒塗装済みの完成部品です。既にレンズを外したUSBカメラ基盤を組み込んでいます。
ちなみに右上のFマウントプレートはジャンクのカメラから外してきました。
DSC_2077.jpg
絞りレバーの当る部分も作成。これが無いと一番絞られた状態になります。縦にいくつもの筋が見えるのがフライス盤のエンドミルという刃が当たった跡です。
DSC_2082.jpg
裏にはヒートシンクを付けておきました。試しに使っているときにCMOS素子が結構発熱したためそれの対策です。
シリコン接着剤で固定してあります。
DSC_2086.jpg
組み立てるとこんな感じです。こうやって見るとCMOS小さいですね。
DSC_2090.jpg
そしてレンズに付けたのがこんな感じです。
DSC_2098.jpg
DSC_2100.jpg
計算すると200mmで換算約1400㎜、約7倍になります。
試に写真を撮ると以下のような感じです。赤外線カットフィルターを外しておりカラーで撮ると色が真っ赤になってしまいますので白黒にしています。
140814_12442250.png
 お手軽にできないかと始めたのですがかなり本格的になってきました。
一度懲りだすと徹底的にやってしまう困った性格です。

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