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夏休みの工作その2 赤道儀を動かす [天体]

台風接近中です。雨風共に激しいようで関東でも大きな影響が出そうな予報。
そんな怪しい天気の中、茨城のひたちなかで行われる日本最大のロックフェスへ。
1日6万人も集まる音楽祭り、3年ぶりの参加ですがやっぱり熱いお祭りです。初めて目の前でみる永ちゃんこと矢沢永吉さんのオーラはすごかったですね。そして2日間、途中スコールのような雨に打たれましたがそこまで大荒れならず無事楽しむことが出来ました。いやーいい歳してロックフェスは体に堪えます。疲れ果てました。
DSC_0587.jpg
さてオートガイダーもどき作成の続きです。
オートガイドもどきを作るのに大きく3つのブロックがあります。
一つ目が赤道儀をコントロールするためのスイッチングボックス。これは赤道儀をパソコンでコントロールできるようにするためのものです。
二つ目が星像を捉えるカメラとレンズ。これもパソコンに取り込めるものを準備します。
そして三つ目がカメラとスイッチングボックスをコントロールするためのパソコンとそれを動かすソフトです。
AutoGuide.png
今回はまず基本となるの赤道儀のコントロール部分の作成です。
以前作成したBlutoothコントローラーにコマンドを送信してコントロールするのが一番簡単で新たに追加するものもありません。ただ大きな問題としては天体ソフトとの接続が出来なくなり星の自動導入が出来なくなることです。できれば両立したいと言う事で専用のAutoGude端子を使ってコントロールすることにしました。
このAutoGUide端子のピンアサインが以下のようになります。ST-4互換で1ピンの本来は5VなのですがAdvancedVXはNo Connectでした。
AVXコネクター.png
使い方も簡単で、赤経軸を進めたいなら+RAとGNDをショートさせます。また遅らせたいなら-RAとGNDをショートするだけです。とりあえず実際に動くかの確認の為スイッチ基盤を作成しました。
DSC_1433.jpg
スイッチを押すとほんの僅かながら赤道儀が動くことが確認できます。動きというよりモーターの音が変わるので解る程度です。この動く速度は赤道儀のコントローラーで設定できます。 
ちなみに使っている部品のほとんどは電子工作の友である秋月電子通商さんから購入です。
接続コードについては電話に使われる規格の6極モジューラージャックなのですが一般的に売られている電話コードは6極4芯のものばかり、コントロールには上のピンアサインにあるように6芯必要です。
調べているとELPAから発売されているLAN・電話兼用ケーブルTEW-F050というのがありこれが6極6芯に対応していました。
次にパソコンでコントロールできるようにマイコンボードを使ったスイッチ基盤を作成。スイッチングにはMOSFETを使いマイコンでON-OFFしているだけの代物、機械的に行っているのをMOS-FETで電気的行っているだけです。こちらも秋月さんで売られているPIC18F14K50というPICマイコンを使ったマイコンボードを使っています。
マイコンはパソコンからはUSBシリアルポートとして認識し、コマンドによりMOS-FETをスイッチングするファームウェアを書き込んでいます。
プログラムはPICマイコン製造元であるMICROCHIPが出しているサンプルをちょこちょこといじった程度の代物。昔はUSBマイコンボードなんて夢の世界でしたが今はソフト・ハード共に実に簡単に扱うことができます。本当に良い時代になりました。
DSC_1440.jpg
そして最後にソフトです。とりあえず先ほど作ったマイコンボードの動作確認プログラムを作成しました。
DSC_1449.jpg
これで赤道儀をコントロールするスイッチングボックスの完成です。ここまでは予想よりサクッとできてしまいちょっと拍子抜けです。
次はカメラ部分の作成に取り掛かります。

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