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セントキルダビーチ [野鳥]

ここはセントキルダという町にあるビーチ

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そのビーチにある400mほどの桟橋を渡り

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防波堤の岩の隙間を覗くと・・・
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いました。フェアリーペンギンです。
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今週はこの野生のフェアリーペンギン(コガタペンギン)に会いにオーストラリア南端ビクトリア州のメルボルンにあるセントキルダというビーチに来ました。野生のペンギンを生で見るには一番手軽(?)に行ける場所です。
メルボルンは世界一住みやすい街に選ばれ、治安も良く夜でも安心して歩ける街です。先日まで全豪オープンテニスが行われていたので知っている方も多いかと思います。実は私はこのツアーに申し込むまではほとんど知らない街でした。
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そのメルボルンの中心部からトラム(路面電車)で20分ほどの距離にあるのがセントキルダビーチ。このトラムがとても便利で、Mykiという日本でいうSuicaのようなICカードを使い往復4.5AUD(オーストラリアドル。日本円で350円くらい)でセントキルダまで行けます。トラムも数分から十数分に1本ありますので待たずに乗ることができPTVという専用アプリを見れば路線番号や降りる駅などが簡単に判ります。東京の地下鉄より楽かもしれません。さらに深夜0時過ぎまで20分おきに運転していますので帰りの足の心配する必要もありません。海外で交通の便を心配しなくていいのは本当に楽ですね。
ビーチに着くと南半球は夏という事もあり海水浴を楽しむ人でいっぱいでした。
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そのビーチにある防波堤はフィリップ湾最大のフェアリーペンギンルッカリーとなっておりボランティアによる保護活動が行われています。
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メルボルンから南に1時間ほどの距離にはフィリップ島というオーストラリア大陸最大のフェアリーペンギンルッカリーがあり日没後に数百羽のフェアリーペンギンが巣穴に戻るために行進する姿を見ることが出来ます。ヒナに餌を与える為、沢山の餌を食べて丸々と太ったペンギンがヨチヨチと歩く姿はとても可愛く愛らしいです。もちろんフィリップ島でのペンギンパレードを堪能したのですが、ペンギン保護区となっており行進中の撮影は一切禁止。フラッシュを焚く人やライトを当てたりする人が後を絶たので仕方ありません。その為、そこまで規制の厳しくなっていないセントキルダでペンギン撮影を堪能しました。
2月というとオーストラリアでは夏の終わりの時期。この夏に生まれたヒナが巣立つ直前で昼間はそのヒナが岩場の隙間から少し顔をのぞかせています。
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既にヒナの綿毛も抜け落ち大人の羽毛が生え揃ってきていました。
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人馴れしているのかすぐ横を人が歩いていても逃げませんし、スマホでも撮れる距離まで近づけます。
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親鳥は昼間、餌を取りに数キロ先の沖まで出かけており日没になると戻ってきてヒナへの餌やりを行います。その親鳥が戻ってくる時間を狙ってギャラリーが集まります。日本人も何組か見かけました。
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このセントキルダでは数羽が戻って来るだけですのでフィリップ島のペンギンパレードとまではいきません。
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でも浜辺を歩くペンギンを見ることが出来ます。
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ナトリウム灯で照らされていますので日が完全に沈むとオレンジ色に染まってしまいます。
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通路で休むペンギンもいたり
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22時過ぎまでペンギンを堪能しました。一晩中見れられますが、あまり遅いと次の日に響きますので適当な時間で切り上げ。流石にこの時間までいる日本人は私たちだけでした。
9年ぶりの野生ペンギン。やっぱり生ペンギンは良いですね。
オーストラリアの森林火災やコロナウィルス騒ぎで行くかどうか少し悩みましたが結果的に行ってよかったです。

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